マンションでauひかりを契約するとき、同じ「auひかり」でも建物によって最大速度が10倍近く変わります。月額も還元額も同じなのに、得られる通信品質だけが違います。
この記事では配線方式ごとの違いと、契約前に確認すべきことを整理します。
先に結論
- 光配線方式/最大1Gbps。戸建てに近い速度が出ます。
- タイプG/最大664Mbps。実用上は十分な水準です。
- タイプV・タイプE/最大100Mbps。宅内で改善する手段はありません。
- 確認方法/エリア判定で建物名まで入力すると、対応状況とタイプがわかります。
建物のタイプを確認する
建物名まで入力すると、対応状況と配線方式がわかります。
※本サービスはベストエフォート型です。記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません。
配線方式の一覧
| タイプ | 最大速度 | 各戸までの配線 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 光配線方式 | 1Gbps | 光ファイバー | 最も速い |
| タイプG | 664Mbps | 電話配線(高速化技術) | 実用上は十分 |
| タイプV | 100Mbps | 電話配線(VDSL) | 頭打ち |
| タイプE | 100Mbps | LAN配線 | 頭打ち |
| 都市機構・都市機構G | 建物による | UR賃貸向け | — |
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違いは共用部から各戸まで何を使って配線しているかです。光ファイバーが各戸まで届いていれば速く、既存の電話配線を流用していれば遅くなります。
通信品質あたりのコストで見る
月額はほぼ同じなので、速度で割ると差がはっきりします。
| タイプ | 月額(電話込み) | 最大速度 | 1Mbpsあたり |
|---|---|---|---|
| 光配線方式 | 4,950円 | 1Gbps | 約5円 |
| タイプG | 4,950円 | 664Mbps | 約7.5円 |
| タイプV/E | 4,950円 | 100Mbps | 約49.5円 |
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同じ料金で、コストパフォーマンスに10倍の差があります。これは契約後に変えられない要素なので、申し込み前の確認が重要になります。
タイプV・タイプEでも契約する価値があるか
100Mbpsという数字だけを見ると遅く感じますが、用途によっては十分です。
| 用途 | 必要な速度 | 100Mbpsで足りるか |
|---|---|---|
| Web閲覧・SNS | 10Mbps程度 | 十分 |
| 動画視聴(フルHD) | 5〜10Mbps | 十分 |
| 動画視聴(4K) | 25Mbps程度 | 十分 |
| ビデオ会議 | 上り3〜10Mbps | 十分 |
| オンライン対戦ゲーム | 100Mbps+低Ping | 環境次第 |
| 大容量ファイルの送受信 | 速いほど有利 | 物足りない |
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タイプV/Eでも選ぶ理由になるもの
- au・UQを複数回線使っている/スマートバリューが主目的なら速度は二の次です
- 用途が動画視聴やWeb閲覧中心/100Mbpsで困りません
- 建物に他の選択肢がない/導入済みの回線から選ぶしかありません
- 2年以内に引っ越す可能性がある/マンションは負担が軽い構造です
逆に、避けたほうがいいケース
- 大容量のデータを日常的にアップロードする
- 複数人が同時に高負荷な使い方をする
- 速度そのものを目的に乗り換えようとしている
- これらに当てはまるなら、建物に導入されている他の回線も確認してください
料金プランの違い
| プラン | 月額 | 条件 |
|---|---|---|
| お得プランA | 4,180円 | 建物のタイプV16契約以上 |
| お得プラン | 建物・契約による | — |
| 標準プラン | 契約期間なし | 月額が上がります |
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お得プランAは建物の契約戸数などの条件で選べるかどうかが決まります。エリア判定の結果で確認できます。
マンション特有の費用
- 窓口払いは月440円が加算されます/口座振替かクレジットカードを選んでください
- ネットサービス未契約の場合は220円
- 初期費用は33,000円(23ヶ月の割引で実質0円)
- 契約解除料は2,290円(2022年7月1日以降の申し込み)
戸建てと比べたマンションの利点
| 項目 | 戸建て | マンション |
|---|---|---|
| 月額(電話込み) | 6,380円 | 4,950円 |
| 3年総額 | 約230,670円 | 約183,150円 |
| 初期費用 | 48,950円 | 33,000円 |
| 工事費の割引期間 | 35ヶ月 | 23ヶ月 |
| 更新期間 | 36ヶ月目〜 | 24ヶ月目〜 |
| 開通までの期間 | 2週間〜1ヶ月半 | 2週間〜1ヶ月 |
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3年で約47,500円安く、解約時の負担も戸建てより1年早くゼロになります。賃貸で居住期間が読みにくい場合、この差は大きな安心材料です。
建物が未対応だった場合
au・UQユーザーの選択肢
- ビッグローブ光/光コラボですがauスマートバリューの対象。フレッツ光の設備を使うため対応建物が広くなっています
- 近畿ならeo光、東海ならコミュファ光も対象です
- いずれもスマホ割引を維持できます
- auひかりが使えない=auの割引を諦める、ではありません
タイプ別・向いている使い方
| タイプ | 向いている使い方 | 物足りない使い方 |
|---|---|---|
| 光配線方式 | すべての用途 | — |
| タイプG | 動画・ゲーム・在宅勤務 | 大容量の常時アップロード |
| タイプV/E | 動画視聴・Web閲覧・SNS | 大容量送受信・複数人の同時高負荷 |
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申し込み前のチェックリスト
この5項目を順に確認
- 建物がauひかりに対応しているか/未導入なら契約できません
- 配線方式は何か/速度の上限が決まります
- お得プランAが選べるか/月額が変わります
- 支払い方法/窓口払いは月440円加算。口座振替かクレカへ
- 管理会社への確認/工事の可否
2番目が最も重要です。契約後には変えられず、月額も還元額も同じなのに満足度だけが変わります。
マンションタイプに関するよくある質問
自分の建物のタイプはどこで確認できますか?
エリア判定で住所と建物名を入力すると、対応状況とあわせてタイプが表示されます。判定だけなら申し込みは発生しません。契約後には変えられない要素なので、必ず確認してください。
タイプVから光配線方式に変えられますか?
建物の設備によって決まるため、入居者の側で変更することはできません。建物全体の配線を更新する必要があり、管理組合などの判断になります。
ルーターを買い替えれば速くなりますか?
タイプV・タイプEでは改善しません。建物設備の側で最大100Mbpsに制限されているためです。Wi-Fi環境の改善で「有線に近づける」ことはできますが、100Mbpsを超えることはありません。
マンションでも5ギガ・10ギガは使えますか?
使えません。5ギガ・10ギガは戸建て限定で、提供エリアも東京・神奈川・埼玉・千葉の一部に限られます。マンションで最も速いのは光配線方式の1Gbpsです。
賃貸でも工事できますか?
建物が対応していれば可能です。共用部から各戸への接続なので、戸建てのような引き込み工事は不要です。ただし管理会社への確認は済ませておくと、工事当日にトラブルになりません。
タイプGとは何ですか?
既存の電話配線を使いながら、高速化技術によって最大664Mbpsを実現する方式です。タイプV(100Mbps)と同じ配線を使いますが、より新しい技術で速度を引き上げています。建物側がこの方式に対応している必要があります。
入居後にタイプが変わることはありますか?
建物の設備が更新されれば変わる可能性がありますが、管理組合などの判断によるもので、入居者の側で決められるものではありません。契約時のタイプが続くと考えておくのが現実的です。
キャッシュバックは戸建てより少ないですか?
上乗せキャッシュバックが戸建て20,000円に対しマンション10,000円で、1万円の差があります。また還元の一部が月額割引になる場合があり、20ヶ月未満で解約すると残りは受け取れません。ただし月額が安いため、3年総額では有利です。
タイプが分からないまま契約するリスク
| 起きること | 影響 |
|---|---|
| 速度目的で契約したのにタイプV | 100Mbpsで頭打ち。目的が達成できません |
| 解約したくなる | 解除料と工事費の残債が発生 |
| ルーターを買い替える | 改善しません。無駄な出費になります |
| 乗り換える | 建物設備が同じなら他社でも変わらない可能性 |
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エリア判定は無料で、建物名を入れるだけです。この一手間で、後の数万円が変わります。
戸建てから引っ越す場合の注意
戸建てからマンションへ移る場合、同じauひかりでも体感が変わることがあります。
| 移動 | 速度の変化 |
|---|---|
| 戸建て → 光配線方式のマンション | ほぼ変わりません |
| 戸建て → タイプG | やや下がります |
| 戸建て → タイプV/E | 大きく下がります(1Gbps→100Mbps) |
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移転手続きをする前に、転居先の建物名でタイプを確認しておいてください。契約は継続できても、速度は建物設備に依存します。
まとめ
この記事の要点
- 配線方式で最大速度が10倍近く変わる。月額は同じ。
- 光配線方式1Gbps、タイプG 664Mbps、タイプV・E 100Mbps。
- タイプV・Eは宅内で改善できない。建物設備の制限です。
- ただし4K動画(25Mbps)でも100Mbpsあれば余裕がある。
- 建物が未対応でも、ビッグローブ光でauスマバリを維持できる。
還元額を比べる前に、まず建物名を入れてタイプを確認してください。ここで満足度が決まります。
Webからの申し込みで特典が適用されます
開通工事は日程を押さえた順に埋まっていきます。使いたい時期が決まっているなら、早めの手続きが確実です。
※本記事の内容は2026年8月時点の公開情報に基づく参考値です。提供状況および料金は建物により異なります。
【出典・注記】
- 配線方式・料金・提供条件:KDDIおよび正規代理店の公開情報
- 1Mbpsあたりのコストは月額を最大速度で割った計算値であり、実使用速度に基づくものではありません。
- 記載の速度はベストエフォート型サービスの技術規格上の最大値です。表記の金額はすべて税込です。