ドコモ光を使っている方が「auひかりに乗り換えるべきか」を判断するための記事です。結論から言えば、ドコモのスマホを使い続けるなら乗り換える理由はほとんどありません。
ただし、スマホをauやUQ mobileに変える予定がある場合や、速度に不満がある場合は話が変わります。判断に必要な材料を整理します。
先に結論
- ドコモのスマホを継続/乗り換え不要。セット割を失う損失が大きすぎます。
- スマホもau・UQに変える/乗り換える価値あり。ただし両方の解約コストを計算してください。
- 速度が理由/独自回線のauひかりに分がありますが、先に宅内環境を確認すべきです。
- 手続き/光コラボ間の「事業者変更」は使えず、新規契約+工事になります。
まずはauひかりのエリアを確認
戸建ては近畿・東海が原則対象外です。判定だけなら申し込みは不要です。
※料金・適用条件は各社および申込窓口によって異なります。最新の内容は各公式ページでご確認ください。
基本スペックの比較
| 項目 | auひかり | ドコモ光(タイプA) |
|---|---|---|
| 回線区分 | 独自回線 | 光コラボ(NTT設備) |
| 戸建ての月額 | 5,610円(1年目) | 5,720円 |
| マンションの月額 | 4,180円 | 4,400円 |
| 提供エリア | 近畿・東海の戸建ては対象外 | ほぼ全国 |
| 対応スマホ割 | au/UQ mobile | ドコモ |
| 工事費 | 48,950円(実質無料) | 28,600円(実質無料) |
| プロバイダ料 | どちらも月額に込み | |
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月額はauひかりのほうが100〜200円ほど安い水準です。ただしこの差はスマホセット割の前では誤差にしかなりません。
判断の分かれ目はスマホのキャリア
| 使っているスマホ | auひかり | ドコモ光 | 結論 |
|---|---|---|---|
| ドコモ | 割引なし | 最大1,210円/月 | ドコモ光 |
| au/UQ mobile | 最大1,100円/月×最大10回線 | 割引なし | auひかり |
| その他 | 割引なし | 割引なし | 月額と速度で判断 |
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ドコモユーザーがauひかりに乗り換えると、月額が110円下がる代わりに、スマホ割引を最大1,210円失います。差し引きで月1,100円のマイナス、年間13,200円の損失です。家族が複数回線ならさらに拡大します。
この乗り換えが成立する条件
- スマホもau・UQ mobileに乗り換える予定がある
- もともとセット割を適用していなかった(ひかり電話なしなど)
- 速度や安定性に強い不満があり、料金より優先したい
速度で比べるとどうか
| 項目 | auひかり | ドコモ光 |
|---|---|---|
| 回線設備 | KDDI独自網 | NTTフレッツ光網(共有) |
| 混雑時間帯 | 影響を受けにくい | 設備共有の影響あり |
| 実測(有線平均・下り) | 約929Mbps | プロバイダと環境による |
| IPv6 IPoE | 標準対応・設定不要 | プロバイダによる(対応ルーター必要) |
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構造的にはauひかりが有利です。ただしドコモ光もIPv6 IPoE(v6プラス)に対応したプロバイダを選び、対応ルーターを使えば混雑を回避できます。
速度が理由なら、乗り換え前に試すこと
- パソコンの有線接続で測定し、Wi-Fiだけの問題か切り分ける
- LANケーブルがカテゴリ5e以上か確認する
- プロバイダがIPv6 IPoEに対応しているか確認する
- 対応ルーターを使っているか確認する
- Wi-Fiを5GHz帯に切り替える
これらを試さずに回線を変えても、原因が宅内環境だった場合は何も改善しません。乗り換えには工事と時間、そして解約コストがかかります。
au・UQに乗り換えるならこちら
他社の解約金相当額を最大30,000円還元する制度があります。
※記載の内容は本記事作成時点の情報です。特典は予告なく変更・終了する場合があります。
乗り換えの手続きと費用
ここが最も見落とされやすい部分です。ドコモ光からauひかりへは「事業者変更」が使えません。
| 乗り換え先 | 手続き | 工事 | 期間 |
|---|---|---|---|
| ドコモ光 → 他の光コラボ | 事業者変更 | 原則不要 | 約2週間 |
| ドコモ光 → auひかり | 新規契約+解約 | 必要 | 2週間〜1ヶ月半 |
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auひかりは独自回線でNTT設備を使わないため、新たな引き込み工事が必要になります。
乗り換え時に発生する費用
- ドコモ光の契約解除料/更新月以外の解約時
- ドコモ光の工事費残債/実質無料の割引期間中なら一括請求
- 二重払い/auひかりの開通を待つ間の1ヶ月分程度
- auひかりの新規登録料/3,300〜4,950円
ただしauひかりの「乗りかえスタートサポート」で解約違約金相当額が最大30,000円還元され、条件を満たせば上乗せキャッシュバック(戸建て20,000円)も加算されます。解約コストの多くはここでカバーできます。
3年総額で比べる
戸建て・ひかり電話込み・スマホ2回線で試算します。
| ケース | 回線の3年総額 | スマホ割引(3年) | 実質 |
|---|---|---|---|
| ドコモユーザー+ドコモ光 | 約206,000円 | -87,120円 | 約118,900円 |
| ドコモユーザー+auひかり | 約226,000円 | 0円 | 約226,000円 |
| auユーザー+auひかり | 約226,000円 | -79,200円 | 約146,800円 |
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ドコモユーザーがauひかりに移ると、3年で約10万円の差になります。回線の性能差でこの金額は埋まりません。数字はプランや条件で変わりますが、構造は変わりません。
ドコモ光との比較に関するよくある質問
ドコモ光からauひかりへ、工事なしで移れませんか?
移れません。事業者変更はNTT設備を共有する光コラボ間でのみ使える仕組みです。auひかりは独自回線なので、新規の引き込み工事が必要になります。
ahamoでもドコモ光のセット割は使えますか?
ahamoは対象外です。ahamoユーザーの場合、ドコモ光を選ぶ料金面の理由は薄くなるため、auひかりを含めて比較する余地があります。ただしauひかりのセット割も対象外なので、月額と速度での判断になります。
家族にauユーザーとドコモユーザーが混在しています。
回線数の多いほうに合わせるのが基本です。auひかりのauスマートバリューは最大10回線まで登録でき、1回線あたり最大1,100円。ドコモ光のセット割も回線数に応じて増えるため、どちらの回線数が多いかで計算してください。
工事費はドコモ光のほうが安いのでは?
額面はドコモ光が28,600円、auひかりが48,950円です。ただしどちらも実質無料の仕組みがあるため、期間を使い切れば負担は同じ0円です。差が出るのは途中解約時で、額面の大きいauひかりのほうが残債も大きくなります。
auひかりがエリア外でした。
近畿ならeo光、東海ならコミュファ光が候補です。どちらもauスマートバリューの対象なので、auに乗り換える前提ならこれらを検討してください。マンションでauひかりが未対応の場合は、ビッグローブ光などauスマートバリュー対象の光コラボも選択肢になります。
ドコモ光の10ギガとauひかりの10ギガはどちらが有利ですか?
どちらも提供エリアが限られるため、まず自宅が対象かどうかの確認が先です。auひかりの10ギガは東京・神奈川・埼玉・千葉の一部で、ずっとギガ得プランなら35ヶ月間の割引により月858円の上乗せで使えます。10ギガを活かすには端末側もLANポート10GBASE-T以上、ケーブルはカテゴリ6a以上が必要になる点は共通です。
結局、乗り換えるべきですか?
ドコモのスマホを使い続けるなら、乗り換えない方が合理的です。乗り換えを検討する価値があるのは、スマホもau・UQに変える場合か、速度への不満が料金より優先する場合に限られます。
逆にauひかりからドコモ光へ移る場合
スマホをドコモに変えた、あるいは家族がドコモ中心になった場合は、逆の乗り換えを検討することになります。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| auひかりの更新期間 | 戸建ては36ヶ月目から3ヶ月間 |
| 工事費の残債 | 35ヶ月未満なら発生 |
| 契約解除料 | 4,730円(更新期間以外) |
| ドコモ光の工事 | 新規の引き込み工事が必要 |
| ドコモ光の乗り換え特典 | 他社の解約金を補填する制度あり |
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どちらの方向でも、独自回線と光コラボの行き来には工事が必要です。手続きの重さは同じなので、判断はスマホのキャリアだけで決めて構いません。
判断の手順をまとめる
- スマホのキャリアを今後どうするか決めるここが決まらないと回線も決まりません。
- auひかりのエリアを確認する近畿・東海の戸建てなら、この時点でauひかりは候補から外れます。
- 現契約の更新期間と残債を確認する解約コストを把握します。
- 乗り換え先の還元額と比べる「還元 > 解約コスト」なら動く価値があります。
- 開通を確認してから解約するネットが使えない期間をつくらないためです。
まとめ
この記事の要点
- 月額はauひかりが100〜200円安いが、セット割の前では誤差。
- ドコモユーザーが乗り換えると、3年で約10万円の差が出る。
- 速度は構造的にauひかりが有利。ただしドコモ光もIPv6対応で改善できる。
- 事業者変更は使えず、新規契約+工事で2週間〜1ヶ月半かかる。
- 乗りかえスタートサポートで、解約コストの多くはカバーできる。
判断はスマホのキャリアで決まります。スマホごと変える予定があるかどうかを、先にはっきりさせてください。
au・UQユーザーはこちらから
開通工事は日程を押さえた順に埋まっていきます。使いたい時期が決まっているなら、早めの手続きが確実です。
※本記事の比較は2026年8月時点の公開情報に基づく参考値です。各社の料金・特典は予告なく変更される場合があります。
【出典・注記】
- auひかりの料金・提供エリア・特典:KDDIおよび正規代理店の公開情報
- ドコモ光の料金・セット割:NTTドコモおよび販売代理店の公開情報(2026年8月時点)
- 3年総額の試算は概算であり、プラン・オプション・キャッシュバックの条件により実際の金額は異なります。
- 実測速度:みんなのネット回線速度に投稿された直近3ヶ月のauひかり測定結果の平均値。表記の金額はすべて税込です。