auひかりの解約は、手続きそのものより順番と時期のほうが重要です。先に解約するとネットが使えない期間ができ、時期を誤ると数万円の負担が発生します。
この記事では、解約の手順を時系列で整理し、それぞれの段階で確認すべきことを示します。
解約の鉄則
- ①乗り換え先の開通を確認してから解約する/先に解約すると2週間〜1ヶ月半つながりません。
- ②解約金の明細を保管する/乗り換え先の還元制度で必要になります。
- ③レンタル機器を返却する/遅れると違約金が発生する場合があります。
- ④撤去工事は原則不要/希望した場合のみ31,680円です。
引っ越しなら解約しない選択肢も
転居先がエリア内なら、移転手続きで解除料も残債も0円です。
※解約条件および費用は契約内容によって異なります。詳細はKDDIにご確認ください。
解約前に確認する5項目
| 確認項目 | 確認先 | なぜ必要か |
|---|---|---|
| 更新期間 | My au/請求書 | この期間なら解除料0円 |
| 工事費の残債 | My au | 負担の大半はここ |
| 未受取の還元 | 申込時の案内 | 受け取り前の解約で取り消される可能性 |
| プロバイダの契約 | 請求明細 | 別途手続きが必要な場合あり |
| 引っ越し先のエリア | エリア判定 | 移転なら0円で済みます |
← 表は横にスクロールできます
引っ越しが理由なら、まずここを確認
- 転居先がauひかりの提供エリア内なら、移転手続きで契約を継続できます
- この場合、契約解除料も工事費の残債も発生しません
- 戸建て18ヶ月目なら、解約と移転で約28,500円の差が出ます
- 解約手続きに入る前に、必ずエリア判定をしてください
解約時にかかる費用
| 費目 | 戸建て | マンション |
|---|---|---|
| 契約解除料 | 4,730円 | 2,290円 |
| 工事費の残債 | 最大約40,500円 | 最大約24,400円 |
| 解約月の月額 | 満額(日割りにならないのが基本) | |
| 撤去工事費 | 31,680円(希望した場合のみ) | |
← 表は横にスクロールできます
解約時期別の負担
| 解約時期 | 戸建て | マンション |
|---|---|---|
| 6ヶ月目 | 約45,200円 | 約26,700円 |
| 12ヶ月目 | 約36,800円 | 約18,100円 |
| 24ヶ月目 | 約20,100円 | 0円(更新期間) |
| 36ヶ月目 | 0円(更新期間) | 0円 |
← 表は横にスクロールできます
負担の大半は契約解除料ではなく工事費の残債です。6ヶ月目の解約なら、約9割が残債にあたります。
解約の手順
- 乗り換え先を先に申し込む開通まで2週間〜1ヶ月半かかります。解約を先にすると、その間ネットが使えません。
- 乗り換え先の開通と疎通を確認する実際につながることを確認してから次に進みます。
- KDDIに解約を申し出るMy auまたは電話窓口から手続きします。プロバイダ側の手続きが別途必要かも確認してください。
- 解約金の明細を保管する乗り換え先の還元制度で必要になります。コピーを取っておいてください。
- レンタル機器を返却するホームゲートウェイと付属品。返却が遅れると違約金が発生する場合があります。
- 撤去工事の要否を決める原則は残置です。賃貸なら管理会社に確認してください。
- 最終請求を確認する解除料と残債が加わるため、通常月より高くなります。
明細の保管が重要な理由
- 乗り換え先が「他社の解約金を補填する制度」を持っている場合、証明書類になります
- 多くの事業者はマイページから請求内訳を出力できます
- 解約する前に、明細の取得方法を確認しておくと確実です
- 提出は原則コピー。原本は返却されないのが一般的です
撤去工事の判断
| 状況 | 撤去 | 費用 |
|---|---|---|
| 持ち家・希望しない | 不要(残置) | 0円 |
| 賃貸・管理会社が求めない | 不要(残置) | 0円 |
| 賃貸・原状回復を求められた | 必要 | 31,680円 |
| 自分の希望で撤去 | 必要 | 31,680円 |
← 表は横にスクロールできます
2018年3月1日以降にホームタイプを申し込んだ場合、解約後も引込設備は残置されるのが原則です。希望しない限り31,680円は発生しません。
賃貸の場合は事前に相談を
- 退去時に原状回復を求められる可能性があります
- 契約時に管理会社と話をつけておくと、後で揉めません
- すでに退去が決まっている場合は、早めに確認してください
解約前に「解約しない選択肢」を検討する
解約理由によっては、契約を続けたほうが有利になることがあります。
| 解約の理由 | 先に確認すること |
|---|---|
| 引っ越し | 転居先がエリア内なら移転手続きで0円 |
| 速度が遅い | 有線測定とLANケーブルの規格 |
| 料金が高い | auスマートバリューの申込漏れ |
| オプションが多い | 不要なオプションだけ解約できます |
| 更新月が近い | 待てば解除料と残債が0円に |
← 表は横にスクロールできます
特に3行目が多いパターンです。スマートバリューは自動適用されないため、申し込み忘れたまま「料金が高い」と感じているケースがあります。4回線なら月4,400円が動きます。
解約手続きのタイミング
更新期間を狙うなら逆算する
- 乗り換え先の開通には2週間〜1ヶ月半かかります
- 更新期間の1〜2ヶ月前に乗り換え先を申し込みます
- 開通を確認してから、更新期間中にauひかりを解約します
- ぎりぎりに動くと、更新期間を過ぎて解除料が発生します
解約に関するよくある質問
解約月の料金は日割りになりますか?
日割りにならないのが基本です。月初に解約しても月末に解約しても同額になるため、乗り換え先の開通を待ってから落ち着いて手続きするほうが合理的です。
工事費の残債は分割できますか?
できません。最終請求月に一括で請求されます。戸建てで早期解約すると数万円規模になるため、可能なら更新期間まで待つのが金額的には有利です。
更新期間はいつか、どこで確認できますか?
毎月の請求書またはMy auで確認できます。ずっとギガ得プランなら契約満了月とその翌月・翌々月の3ヶ月間です。乗り換え先の開通には時間がかかるため、更新期間の1〜2ヶ月前から動き始めてください。
機器を返却しないとどうなりますか?
違約金が発生する場合があります。ホームゲートウェイはKDDIからの貸与品なので、付属品(電源アダプタなど)も含めて返却してください。元の箱を保管しておくと手続きがスムーズです。
解約後にネットが使えなくなるのはいつからですか?
解約日をもって利用できなくなります。乗り換え先が開通していない状態で解約日を迎えると、その日から使えない期間ができます。だからこそ「先に開通、後から解約」の順番が重要になります。
プロバイダも別に解約が必要ですか?
auひかりの解約に伴って扱われるのが基本ですが、プロバイダ独自の有料オプションに加入している場合は別途手続きが必要なことがあります。請求明細でプロバイダからの請求がないか確認してください。
解約はいつ申し出ればいいですか?
乗り換え先の開通を確認してからです。手続きのタイミングによって当月末で止まるか翌月末になるかが変わるため、申し出る際に確認してください。解約月の料金は日割りにならないのが基本です。
解約を引き止められますか?
引き止めの提案を受ける場合があります。内容によっては検討する価値がありますが、その場で即決する必要はありません。条件を確認し、乗り換え先と比較したうえで判断してください。
キャッシュバックを受け取る前に解約すると?
還元が取り消される可能性があります。窓口によっては一定期間の継続利用が条件になっており、公式のスタートサポートも戸建てでは36ヶ月以上の継続が条件に含まれます。受け取り済みの分についても返還を求められる場合があるため、申込時の条件を確認してください。
解約後にやること
手続きが終わったあとの確認
- 最終請求の内訳を確認する/解除料と残債が加わります
- 機器の返却完了を確認する/控えや追跡番号を保管
- プロバイダのメールアドレス/使えなくなります。移行済みか確認
- 解約金の明細を保管する/乗り換え先の還元申請に使います
- auスマートバリューの扱い/auひかりを解約すると割引も止まります
スマートバリューも同時に止まります
- ネット回線が条件なので、解約するとスマホの割引も終了します
- 乗り換え先がauスマートバリュー対象なら、そちらで再度申し込んでください
- ビッグローブ光・eo光・コミュファ光は対象です
- 対象外の回線に移ると、スマホ料金が1回線あたり最大1,100円上がります
解約コストを抑える4つの方法
実行できる順に
- 更新期間まで待つ/解除料も残債も0円になります
- 引っ越しなら移転手続き/エリア内なら費用ゼロで継続できます
- 乗り換え先の還元制度を使う/解約金相当額を補填する事業者があります
- 撤去工事を希望しない/原則は残置。31,680円が不要になります
| 更新期間までの残り | 判断 |
|---|---|
| 3ヶ月以内 | 待つ一択 |
| 6ヶ月 | 乗り換え先の還元と比較 |
| 1年以上 | 「還元 + 月額差×残り月数 > 解約コスト」で判定 |
← 表は横にスクロールできます
まとめ
この記事の要点
- 乗り換え先の開通を確認してから解約する。順番を守る。
- 負担の大半は契約解除料ではなく工事費の残債。
- 戸建ては36ヶ月目、マンションは24ヶ月目から更新期間で0円。
- 解約金の明細は保管する。乗り換え先の還元で必要になります。
- 引っ越しなら、エリア内での移転手続きで0円にできる可能性がある。
解約を決める前に、まず更新期間と工事費の残債をMy auで確認してください。そこで待つべきかどうかが判断できます。
乗り換えを検討するなら
開通工事は日程を押さえた順に埋まっていきます。先に申し込んでおくのが確実です。
※本記事の内容は2026年8月時点の公開情報に基づく参考値です。解約条件は契約内容により異なります。
【出典・注記】
- 契約解除料・撤去工事費・返却条件:KDDIおよび正規代理店の公開情報
- 工事費残債の金額は初期費用を分割回数で機械的に按分した概算です。実際の請求額は契約内容により異なります。表記の金額はすべて税込です。