光回線の契約でわかりにくいのが「最初にいくら払うのか」です。auひかりは契約時に一括で請求される金額がほとんどありませんが、それは費用がゼロという意味ではありません。
この記事では、契約時に一度だけ発生する費用をすべて洗い出し、実際にいくら負担するのかを整理します。月額料金ではなく、初期にかかる費用に絞った内容です。
初期費用の全体像
- 工事費を含む初期費用/戸建て48,950円、マンション33,000円。ただし割引で実質0円。
- 新規登録料/3,300円(2026年8月1日以降の申し込みは4,950円)。これは実質負担になります。
- 土日祝の工事/別途3,300円。平日を選べば不要です。
- つまり実際に払うのは登録料のみで、平日工事なら3,300〜4,950円です。
自分の条件で初期費用を確認
住居タイプによって金額が変わります。確認だけなら申し込みは不要です。
※料金・適用条件は申込窓口およびプランによって異なります。最新の内容は遷移先の公式ページでご確認ください。
契約時にかかる費用の一覧
| 費目 | 戸建て | マンション | 実質負担 |
|---|---|---|---|
| 初期費用(工事費含む) | 48,950円 | 33,000円 | 0円(割引で相殺) |
| 新規登録料 | 3,300円 ※2026年8月1日以降は4,950円 |
全額負担 | |
| 土日祝の工事費 | 3,300円 | 該当時のみ | |
| ホームゲートウェイ | 月額に含まれる | 0円 | |
| 宅内配線・光コンセント | 初期費用に含まれる | 0円 | |
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実際に手出しになるのは新規登録料と、土日祝を選んだ場合の追加工事費だけです。平日工事なら、負担は登録料の3,300〜4,950円で済みます。
新規登録料が2026年8月に改定された
新規登録料は、申し込みと同時であればサービス数にかかわらず一律です。この金額が2026年7月31日までは3,300円、8月1日からは4,950円に改定されています。1,650円の差なので大きな額ではありませんが、金額を調べる際に古い情報と新しい情報が混在しやすい点に注意してください。
なお、開通後にサービスを追加した場合は、追加分ごとに880円の登録料が別途かかります。テレビや電話を後から足す予定があるなら、最初にまとめて申し込んだほうが安く済みます。
初期費用の支払い方法
初期費用は一括払いか分割払いを選べます。分割の回数は住居タイプによって決まっています。
| 住居タイプ | 総額 | 分割回数 | 月々の額 |
|---|---|---|---|
| 戸建て | 48,950円 | 35回 | 初回1,414円+1,398円×34ヶ月 |
| マンション | 33,000円 | 23回 | 初回1,443.2円+1,434.4円×22ヶ月 |
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戸建ては一括・23回・35回から選べます。ただし割引は分割払いを前提に設計されているため、一括払いを選ぶ理由はほとんどありません。分割を選んでおけば、同額が毎月差し引かれて負担がゼロになります。
一括払いを選ぶと損をする可能性
- 初期費用相当額割引は、毎月の請求から分割額と同額を差し引く仕組み
- 一括で払ってしまうと、割引の受け取り方が変わる可能性がある
- 申し込み時に必ず分割払いを指定し、割引の適用方法を確認してください
戸建てとマンションで工事内容が違う
戸建て:48,950円の内訳
最寄りの電柱から自宅まで光ファイバーを引き込み、外壁に沿わせて宅内へ導入し、光コンセントを設置します。物理的な引き込み作業が必要なぶん、費用が高くなります。所要時間は1〜2時間程度で、立ち会いが必要です。
マンション:33,000円の内訳
建物の共用部にすでに導入されている設備から各戸へ接続します。引き込み工事が不要なため、戸建てより約16,000円安くなります。配線方式によって作業内容が変わり、VDSL方式なら既存の電話配線を使うため比較的短時間で完了します。
追加費用が発生する可能性のあるケース
- 土日祝の工事/別途3,300円
- 標準工事で対応できない構造/建物の状況により追加工事費が発生する場合があります
- 工事後のキャンセル/引き込み工事後に課金開始日前で取り消すと、キャンセル料として初期費用相当額を請求されます
- サービスの後追加/開通後に電話やテレビを追加すると、各880円の登録料
工事日と初期費用をまとめて確認
平日工事なら追加費用はかかりません。日程は早い者順で埋まります。
※記載の金額は本記事作成時点の情報です。工事内容により追加費用が発生する場合があります。
解約時にかかる費用も先に知っておく
初期費用とセットで押さえておきたいのが、契約を終えるときの費用です。ここを知らずに契約すると、あとで想定外の請求を受けることになります。
| 費目 | 金額 | 発生条件 |
|---|---|---|
| 初期費用の残債 | 残り月数分 | 割引期間中に解約した場合 |
| 契約解除料 | 戸建て4,730円 マンション2,290円 |
更新期間以外に解約した場合 |
| 撤去工事費 | 31,680円 | 撤去を希望した場合のみ |
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撤去工事費は高額ですが、2018年3月1日以降の申し込みでは引込設備が残置されるのが原則なので、通常は発生しません。賃貸物件で原状回復を求められる場合のみ検討することになります。
初期費用の残債は、戸建てで24ヶ月目に解約すると約15,000円。契約解除料と合わせて約20,000円の負担になります。
初期費用を実質ゼロにする条件
3つ揃えば負担は登録料のみ
- 分割払いを選ぶ/一括ではなく35回(戸建て)または23回(マンション)
- ネット+電話で申し込む/ネット単体だと割引額が小さくなり、実質無料になりません
- 割引期間を使い切る/戸建て35ヶ月、マンション23ヶ月
特に2つ目は見落とされがちです。ネット単体で申し込むと初回644.6円+628.1円×34ヶ月の割引にとどまり、工事費の半分程度しか相殺されません。ひかり電話(月770円)を付けたほうが、初期費用の面でも有利になります。
初期費用に関するよくある質問
契約日に支払うお金はありますか?
ありません。初期費用も登録料も、月々の請求にまとめられます。契約時に現金やカードで支払う場面はないため、初期の手出しを気にせず申し込めます。
工事費を一括で払ったほうが得ですか?
得にはなりません。初期費用相当額割引は分割額と同額を毎月差し引く設計なので、分割を選ぶほうが確実に実質0円になります。一括払いを選ぶメリットは基本的にありません。
乗りかえの場合、前の回線の工事費残債はどうなりますか?
auひかりの「乗りかえスタートサポート」では、他社の解約違約金相当額を最大30,000円まで還元しており、工事費の残債を含めて負担してくれるケースがあります。ただし上限があるため、残債が大きい場合は全額をカバーできないこともあります。金額は申し込み前に確認してください。
土日祝の3,300円は避けられますか?
平日に工事を設定すれば発生しません。ただし平日は立ち会いのために休みを取る必要があるため、休暇の価値と3,300円を比べて判断してください。
工事後にキャンセルするとどうなりますか?
光回線の引き込み工事後に、課金開始日前で申し込みを取り消す場合、キャンセル料として初期費用相当額が請求されます。戸建てなら48,950円と高額になるため、工事日を確定する前に判断を固めてください。
登録料はキャッシュバックの対象になりますか?
登録料そのものを免除する制度はありません。ただしキャッシュバックを受け取れば実質的に相殺されます。窓口の還元額は数万円規模なので、登録料の3,300〜4,950円は十分にカバーできる範囲です。
他社の初期費用と比べてどうか
光回線の初期費用は、事業者によって金額も扱いも異なります。
| 項目 | auひかり | 一般的な光コラボ |
|---|---|---|
| 工事費(戸建て) | 48,950円 | 19,800〜26,400円程度 |
| 工事費の扱い | 割引で実質0円 | 実質無料または完全無料 |
| 登録料・事務手数料 | 3,300〜4,950円 | 3,300円程度 |
| 契約時の手出し | 0円 | 0円が一般的 |
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auひかりの工事費は額面が大きく見えますが、これは独自回線を新たに引き込む必要があるためです。フレッツ光網を使う光コラボは既設の設備を利用するので、工事費が安く設定されています。
ただし割引で相殺される点は同じなので、最後まで使い切る前提であれば実質的な差はありません。差が出るのは途中解約したときで、額面が大きいauひかりのほうが残債も大きくなります。
「完全無料」との違いに注意
他社の中には工事費そのものが免除される「完全無料」を採用しているところもあります。この場合、途中解約しても残債は発生しません。比較サイトではどちらも「工事費無料」と表記されることがあるため、短期解約の可能性がある人は、免除なのか相殺なのかを確認してください。
初期費用を抑えるためのチェックリスト
申し込み前に確認する5項目
- 工事日は平日を選べるか/土日祝は3,300円の追加
- 分割払いを指定したか/一括だと割引の適用方法が変わる可能性がある
- ひかり電話を含めたか/ネット単体だと工事費が実質無料にならない
- 必要なサービスを最初にまとめたか/後追加は各880円の登録料
- キャッシュバックの条件を確定したか/登録料以上の還元があれば実質的に相殺される
まとめ
この記事の要点
- 初期費用は戸建て48,950円・マンション33,000円だが、割引で実質0円になる。
- 実際の負担は新規登録料のみ。2026年8月1日以降は4,950円に改定。
- 契約日に支払う金額はなく、すべて月々の請求にまとめられる。
- ネット単体だと割引額が小さくなり、工事費が実質無料にならない。
- 土日祝の工事は3,300円。工事後のキャンセルは初期費用相当額を請求される。
初期費用の負担がほぼないぶん、判断のポイントは「割引期間を使い切れるか」に移ります。契約前にその点だけ確認しておいてください。
Webからの申し込みで特典が適用されます
開通工事は日程を押さえた順に埋まっていきます。使いたい時期が決まっているなら、早めの手続きが確実です。
※本記事の料金は2026年8月時点の公開情報に基づく参考値です。金額および適用条件は予告なく変更される場合があります。
【出典・注記】
- 初期費用・登録料・撤去工事費:KDDIおよび正規代理店の公開情報
- 新規登録料は2026年8月1日から4,950円に改定。申込時期により金額が異なります。表記の金額はすべて税込です。