今フレッツ光を使っている方が、工事不要・電話番号そのままでドコモ光へ乗り換える手続きが「転用」です。フレッツ光の回線設備をそのまま引き継ぐため、開通工事や立ち会いが不要で、ネットの空白期間もほぼありません。しかもドコモユーザーならセット割で毎月の負担も下がります。この記事では、転用のメリット・手順・費用・注意点を、初めての方にもわかるよう丁寧に解説します。
この記事でわかること
- 転用とは何か(事業者変更・新規との違い)
- フレッツ光から転用するメリット
- 転用の具体的な手順と費用
- 失敗しないための注意点
転用とは?他の手続きとの違い
「転用」は、フレッツ光から光コラボ回線(ドコモ光など)へ、回線設備を引き継いだまま乗り換える手続きです。似た用語と混同しやすいので、まず違いを整理します。
| 手続き | 対象(今の回線) | 工事 |
|---|---|---|
| 転用 | フレッツ光 | 原則不要 |
| 事業者変更 | 他の光コラボ回線 | 原則不要 |
| 新規契約 | 回線なし/独自回線から | 必要 |
今使っているのが「フレッツ光」なら転用、ソフトバンク光などの光コラボなら事業者変更、auひかりやNURO光などの独自回線からなら新規契約になります。
フレッツ光から転用するメリット
フレッツ光をそのままドコモ光へ転用すると、料金・手間・特典の面で多くのメリットがあります。
主なメリット
①回線工事が不要で工事費がかからない ②電話番号(ひかり電話)をそのまま引き継げる ③ネットの空白期間がほぼない ④プロバイダ料込みで月額がわかりやすくなる ⑤ドコモユーザーならセット割で毎月最大1,210円割引
フレッツ光は「回線料+プロバイダ料」が別請求でしたが、ドコモ光は一体型で月額がシンプルになります。多くの場合、転用によって月額が下がるのも見逃せないポイントです。
転用の手順
転用は、承諾番号の取得からスタートし、4ステップで完了します。工事がないため日程調整の負担も小さいのが特徴です。
- NTT東日本/西日本で「転用承諾番号」を取得する(有効期限あり)
- ドコモ光の申し込み窓口で、その承諾番号を使って申込む
- 切り替え日を調整する(工事は原則なし)
- 切り替え日にドコモ光へ移行、ルーターを設定して利用開始
注意:転用承諾番号には有効期限(取得から15日程度)があります。期限が切れると再取得が必要なため、取得したら早めにドコモ光へ申し込みましょう。
転用にかかる費用
工事費がかからない代わりに、次のような費用が発生する場合があります。金額は契約状況によって変わります。
| 費用 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 転用事務手数料 | 3,300円程度 | ドコモ光側で発生 |
| フレッツ光の解約金 | 0〜数千円 | 契約プランによる |
| フレッツ光の工事費残債 | 残り回数分 | 分割払い中の場合 |
転用は基本的に工事費が不要なため、初期費用を大きく抑えられます。残債などが残る場合も、ドコモ光側のキャッシュバックでカバーできることがあります。
転用の注意点
- 転用承諾番号の有効期限内にドコモ光へ申し込む
- フレッツ光で契約していた割引(にねん割等)は転用で終了する場合がある
- プロバイダが変わるとメールアドレスが使えなくなることがある
- ひかり電話の番号は引き継げるが、オプションは再設定が必要な場合がある
- キャッシュバックの受け取り時期・条件を控えておく
ポイント:転用は「一度行うとフレッツ光には戻せない(戻すには新規契約が必要)」点に注意しましょう。ただしドコモ光は全国対応でセット割もあるため、ドコモユーザーが後悔するケースは多くありません。
転用承諾番号の取得方法をくわしく
転用の第一歩は「転用承諾番号」の取得です。この番号は、フレッツ光を提供しているNTT東日本/西日本に対して発行を依頼します。Webの専用ページまたは電話窓口から取得でき、契約者名義・お客さまID(またはひかり電話番号)・登録情報などの本人確認が必要です。
承諾番号の有効期限は取得日から15日程度が一般的で、期限が切れると再取得が必要になります。再取得の手間で乗り換えが遅れないよう、番号を取得したらすぐにドコモ光の申し込みに進むのがコツです。なお、承諾番号を取得しただけではフレッツ光は解約されません。途中でやめたい場合は番号を使わなければ現状のまま維持できるので、まず番号を取ってじっくり比較する、という進め方も可能です。
- NTT東日本/西日本のWebまたは電話で取得
- お客さまID・ひかり電話番号などを準備
- 有効期限(約15日)内に申込む
転用で月額はどう変わる?料金シミュレーション
フレッツ光は「回線料+プロバイダ料」の別請求でしたが、ドコモ光は一体型でわかりやすく、多くの場合トータルの月額が下がります。さらにドコモユーザーはセット割が乗ります。
| 項目 | フレッツ光(例) | ドコモ光 |
|---|---|---|
| 回線料 | 約5,000円 | 5,720円(一体型) |
| プロバイダ料 | 約1,000円 | |
| 合計(戸建て目安) | 約6,000円 | 5,720円 |
| ドコモセット割 | なし | 最大-1,210円/回線 |
あくまで一例ですが、プロバイダ料が一体化するぶん月額が整理され、セット割が加われば実質負担はさらに下がります。家族に複数のドコモ回線があるほど差が大きくなります。
切り替え当日の流れと準備
切り替え日には、フレッツ光の回線がドコモ光へ自動的に移行します。工事や立ち会いは不要ですが、プロバイダが変わる場合はルーターの設定変更が必要です。
- 切り替え日を迎えると回線がドコモ光へ自動移行
- 新プロバイダの接続情報(ID・パスワード)をルーターに設定
- v6プラス対応なら対応ルーターで高速通信を有効化
- 接続確認して利用再開
ポイント:新プロバイダから届く書類の接続情報を手元に用意しておくと、切り替え当日にスムーズに設定できます。
転用でよくあるトラブルと対策
トラブル①:承諾番号の期限切れ
対策:取得後すぐ申込む。期限(約15日)を過ぎたら再取得。
トラブル②:フレッツの割引が切れて一時的に割高感
対策:セット割やキャッシュバックを含めた実質額で比較する。
トラブル③:旧プロバイダのメールが使えなくなる
対策:重要な登録先をフリーメールへ事前に移行する。
転用が向いている人・向かない人
転用が向いている人
今フレッツ光を使っている/工事の手間を避けたい/電話番号を変えたくない/ネットの空白期間を作りたくない/ドコモのスマホを使っている
別手続きになる人
今が光コラボ(ソフトバンク光など)の人→事業者変更/auひかり・NURO光など独自回線の人→新規契約/引越しを伴う人→移転または新規
特に「フレッツ光を長く使っていて割引が終わっている」「ドコモのスマホを使っている」という人は、転用によって月額の見直しとセット割の両方を得られるため、メリットが大きくなります。
転用をお得に進めるコツ
同じ転用でも、窓口とプロバイダ選び次第で手元に残る額と快適さが変わります。以下を意識しましょう。
- 複数窓口のキャッシュバック額と条件を比較する
- v6プラス対応でルーター無料レンタルのあるプロバイダを選ぶ
- ドコモユーザーはセット割の適用条件を確認する
- フレッツの解約金・工事費残債の有無を事前に確認する
プロバイダはドコモ光なら21社から選べます。速度に直結するv6プラス対応と、ルーター無料レンタルの有無を軸に選ぶと失敗しにくいでしょう。
転用後にプロバイダはどう選ぶ?
転用時にプロバイダを継続するか変更するか選べます。今のプロバイダに不満がなければ継続、速度や特典を重視するなら変更が選択肢です。
- 速度重視:v6プラス(IPoE)標準対応のプロバイダを選ぶ
- コスト重視:Wi-Fiルーター無料レンタルのあるプロバイダを選ぶ
- 特典重視:独自キャッシュバックやセキュリティ特典のあるプロバイダを選ぶ
プロバイダを変更する場合はメールアドレスも変わるため、重要な登録先の移行を忘れないようにしましょう。
よくある質問(FAQ)
転用で工事は必要ですか?
フレッツ光からの転用なら回線設備をそのまま使うため、原則工事は不要です。立ち会いもいりません。
電話番号はそのまま使えますか?
ひかり電話の番号は引き継げます。付随オプションは再設定が必要な場合があります。
転用承諾番号はどこで取得しますか?
NTT東日本・西日本のWebまたは電話窓口で取得できます。有効期限があるため取得後は早めに申し込みましょう。
転用に手数料はかかりますか?
ドコモ光側で転用事務手数料(3,300円程度)が発生します。フレッツ光側の解約金や工事費残債は契約状況によりますが、多くの場合は新規より初期費用を抑えられます。
転用したらフレッツ光に戻せますか?
一度転用するとフレッツ光へは自動では戻せず、戻すには新規契約が必要になります。転用前に条件をよく確認しましょう。
ネットが使えない期間はありますか?
切り替えは基本的に即日で、空白期間はほぼありません。プロバイダ変更時はルーターの再設定が必要です。
まとめ
フレッツ光からドコモ光への転用は、工事不要・番号そのまま・空白期間なしでスムーズに乗り換えられる方法です。月額がシンプルになり、ドコモユーザーならセット割で毎月の負担も下がります。まずはNTTで転用承諾番号を取得し、特典の手厚い窓口から申し込みましょう。
